マダニ予防・SFTSについて
2023.03.31
暖かくなり、徐々にマダニが動き出す季節になってきました。
マダニは草むらに潜み、動物が来たタイミングで体に飛び移り、吸血します。
吸血されることも怖いですが、それ以上に怖いのが、マダニが媒介し犬・猫そして人にも感染するウイルスです。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)はマダニが保有することのあるウイルスで、マダニが犬・猫・人を吸血する際に体内にウイルスを注入します。
感染した動物は発熱、消化器症状、白血球減少、血小板減少などの症状を示し、死にいたることもあります。
また、感染した犬・猫と接触した人に直接感染した例も報告されています。
人の致死率は高く(10~30%)、非常に怖い感染症です。(猫の致死率はさらに高く60%)
犬や猫のフィラリア症はご存知の方も多く、予防するのが当たり前になっていますが、マダニの予防に関してはまだ周知されていないと感じています。
犬猫だけでなく人を守るためにも重要な予防と思いますので、できる限り予防をしていただけると幸いです。
↓当院のおすすめの予防スケジュールです。お気軽にお問い合わせください。